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課題解決事例

その他

合成木材

融雪剤で腐食劣化したコンクリート製のホーム
-重機を使わずに腐らないホームに改修した方法とは?

運輸B社 設備部 K氏

解決策

解決のポイント

1.耐食性・耐久性に優れている。
2.コンクリートに比べて軽量のため、施工の際に重機が不要。
3.現場に合わせた加工品対応によって現場の舗装・養生が不要のため、工期短縮を実現。

“軽い・強い・腐らない” 新素材FFUとの出会い

ある日、積水化学の営業マンが製品PRに来ました。紹介されたのは「合成木材(エスロンネオランバーFFU)」(以下「FFU」という)です。熱硬化性樹脂発泡体(硬質ウレタン樹脂)とガラス長繊維からできた複合材料で、軽量性と機械的強度を兼ね備え、長期耐久性にも優れることから、木材やコンクリートに替わる素材として全国で鉄道マクラギに採用されています。K氏が腐食劣化について尋ねたところ、酸やアルカリ、そして塩化物にも優れた耐食性を持つことがわかりました。さらに木材のように加工性も良く、現場に合わせた形状・寸法にできるというのです。 こうして腐食劣化したホームの改修計画は、一気に実現に向けて動き出しました。

重機を使わずみるみるうちに施工が進む・・・

現場での施工が始まると、K氏はその作業の速さに目を見張りました。作業員が鋼桁の上にFFUの角材(根太材)を設置すると、今度はその上から次々とFFUの床板を並べていきます。比重がコンクリートの3分の1と軽量なため、重機を使わず人力で作業が進んでいきました。この床板は工場であらかじめカットされ、表面に滑り止め加工した上に塗装された状態で納入されています。現場でのコンクリート舗装や養生が不要で、並べた床板を専用接着剤とビスで根太材に固定するだけで設置が完了しました。

▼施工中のFFU

▼改修されたホームの様子

工期は従来の約2分の1、施工コストも縮減

検討を始めた当初はどうなることかと気を揉んでいましたが、FFUを採用したことで、コンクリート板で施工した場合と比較して約2分の1の工期でホームの改修工事を終えられました。さらに重機が不要だったことで、施工コストも従来より抑えることもできました。作業を担当した施工業者からも施工性が良いと好評でした。

施工から4年後も経過は良好、施工性・耐久性ともに満足

FFUによるホーム改修から4年を経て、K氏はこのように語ります。 「FFUは耐食性・耐久性だけでなく、軽いのに強度があるのが良いですね。施工から4年経ちますが補修作業もありません。今回のようなホーム改修だけでなく、海岸沿いにある駅の塩害対策などにもFFUを検討したいですね」

今回の課題を解決した製品

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課題解決事例は事実を基に再編集しております。