解決策
解決のポイント
1.水に浮く軽量な蓋で一人でも安全に開閉できて点検時の作業効率が向上
2.万一槽内に蓋を落としても沈まず回収が容易で生産活動に影響しない
「水に浮くほど軽い」FFU製防臭蓋との出会い
ある日、積水化学の工場見学に訪れたO氏は、合成木材FFU(以下FFUという)に目を留めました。
FFUは硬質ウレタン樹脂の発泡体をガラス長繊維で強化した構造材で、比重が0.5から0.74と水に浮くほど軽いうえに機械的強度が高く、耐食性にも優れる素材です。FFUはその特長を活かし、全国の下水処理場の防臭蓋として数多く採用されているとのことでした。
早速O氏はFFU製蓋を試しに一枚使ってみることにしました。
FFUの蓋は鉄蓋の半分以下の重さで、軽くて取り回しも良く、一人でも容易に開閉できることに驚きました。
これなら点検のたびに二人で現場に向かわなくても一人で安全に作業できます。
また万一槽内に蓋を落としても、比重の軽いFFUの蓋は水に浮くので容易に回収することができます。槽内の機器を壊す心配もなく、工場の生産活動を止める必要もないので安心です。その後、O氏はさらに30枚の鉄蓋をFFUの蓋に交換することを決めたのでした。
▼現場イメージ写真

▼現場イメージ写真

FFU製蓋の導入で現場の安全性・作業効率が向上
「軽くて取り回しの良いFFU製防臭蓋を導入したことで、毎日の点検業務の安全性と作業効率が飛躍的に向上しました。今後は社内の他の工場にもFFUの蓋を薦めたいと思います。」(O氏)
今回の課題を解決した製品
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