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課題解決事例

ビル・オフィス

合成木材

降雨激甚化による本社ビルの浸水対策
担当者不在でも24時間迅速・確実な対応を可能にした方法とは?

製造業 A社 施設管理担当 A氏

解決策

解決のポイント

FFUという素材で作られた防水板「アクアシャッターf」
 1.水に浮くほど軽く高強度でオーダーメイドが可能な加工性に優れた素材
 2.有事の際には「無人で・自動で」立ち上がる

アクアシャッターfとの出会い

インターネットでさまざまな止水部材を検討している中で「浮力起伏式防水板 アクアシャッターf」という製品が目に留まりました。ホームページから問い合わせをしたところ、すぐに営業担当から連絡があり、「アクアシャッターf」と製品に使われている「FFU」という素材について知ることができました。

▼アクアシャッターf製品イメージ

「FFUという軽い樹脂素材が防水板に?」発見と驚き

アクアシャッターfの主要部材であるFFUは、熱硬化性樹脂発泡体(硬質ウレタン樹脂)をガラス長繊維で強化した素材なのだそうです。FFUのサンプルを手に取ってみると、見た目はまるで木のようで軽いにも関わらず、鉄道のまくらぎにも使用されるほどの強度があるというのです。しかし、話を聞きながらサンプルを手にした私は「この素材が果たして浸水対策の防水板になるのだろうか?」という半信半疑の気持ちでした。
その一方で、樹脂素材ならではの加工のしやすさから、オーダーメイドでのサイズ対応が可能であるという点は、まさに私の課題を解決してくれる画期的な製品だと感じました。

▼設置イメージ

起動前イメージ 起動後イメージ

(画像にカーソルを合わせると設置イメージをご覧いただけます)

「無人で・自動で」立ち上がる防水板

なによりも魅力的に映ったのが、浸水時に防水板が自動で立ち上がるという点です。FFUの「水に浮く」という特性を活かし、水位に合わせて浮力により自動で立ち上がる仕組みのため、有事の際は設置に人手を要することはありません。停電が起こったとしても問題なく作動するのだそうです。
性能を確認したいと申し出たところ、実際に水を張った実証試験を見学することができました。水位が上がるにつれて防水板が立ち上がる様は一言でいうと「圧巻」でした。また、防水板としての強度も全く申し分のないものでした。
その試験の様子を見て、本社ビルへのアクアシャッターfの設置を決断しました。

▼動画で観る起立イメージ

普段は隠れていても、有事の際には頼れる仕事人「アクアシャッターf」

設置して気づいたのが、普段は全く目立たないということです。作動していないときは地面に格納されている仕様なので、保管場所を設ける必要もありません。格納されている防水板の上を人や車両が通っても全く問題なく、景観を損ねる心配もありません。社内からは「えっ!そんな設備をいつの間に導入したの!?」という声をよく聞きますね。
幸いなことに、設置後「アクアシャッターf」が作動するような浸水はまだ起こっていません。しかし、有事の際には自動で立ち上がってくれるという信頼感と安心感は大きく、これからの台風やゲリラ豪雨も乗り切れると思っています。この度は設置にご協力いただきありがとうございました。


※「アクアシャッターf」は積水化学工業㈱のFFUを主要部材として、㈱宇根鉄工所が設計・製造・販売する製品です。

今回の課題を解決した製品

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▼アクアシャッターfの詳細は㈱宇根鉄工所(製造元)のサイトをご覧ください。▼

▼㈱宇根鉄工所(製造元)サイト▼

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課題解決事例は事実を基に再編集しております。