解決策
解決のポイント
1.内面が平滑で通線時のケーブル損傷リスクを大幅低減。
2.非開削のため市街地でも短期間で施工可能。
3.電力管での採用実績多数。
SEライナー工法との出会い
C氏は積水化学の「SEライナー工法」を送電工事会社の紹介で知りました。積水営業担当から説明を受け、優れた性能と施工性を理解できました。また十分な実績があるため、社内承認も無事に得ることができました。 C氏の抱えていた課題を解決できる工法であったため、スムーズな打合せで導入を決定したのです。
塩ビ管の特性を生かし通線性が高い
既設管内部に新たに塩ビ管を構築する「SEライナー」は、内面が滑らかで摩擦係数が少ないため、通線性が大幅に向上し、ケーブルを傷つけることなくスムーズに施工できます。ケーブル交換の工期短縮により、施工費も削減できる見通しとなりました。また塩ビ樹脂は耐食性・耐久性に優れることから、腐食やひび割れといった浸入水の発生リスクを低減できる点も評価できました。その上、「SEライナー」は一般の塩ビより耐熱性が高く、既設管内面に継手のない一体管路を形成するため耐震性にも優れており、これらの特性からケーブル保護管に適した製品でした。
道路を掘り起こすことなくスピーディに施工
マンホールより「SEライナー」を既設管に引き込むため、非開削で工事ができます。最長500mの管路を無接続で引き込み可能です。 また「形状記憶塩ビ管」のため、蒸気加熱で円形復元でき、施工がとてもスピーディです。今回は市街地での工事だったため、工期は大きな課題でした。しかし従来の開削工事に比べて、短期間で工事を完了できました。
▼施工フロー▼
①既設管への引き込み

②蒸気加熱で円形復元

③蒸気圧により拡径、圧縮空気により冷却
既設管と密着

信頼性の確保
全国の電力会社での採用実績があるため、「SEライナー工法」の信頼性が高く、安心して導入することができました。
▼SEライナー工法の地方ごとの採用実績(2003年12月~2024年10月)▼

これからも信頼と実績のあるSEライナーで街の電力供給をスムーズに
「SEライナー」の導入により、「劣化管路への通線によるケーブル損傷のリスク」という課題を解決できました。施工性と信頼性を両立することで、安心して工事を進めることができ、新規のケーブルを入れる際も抵抗もなく、ストレスなく施工できたと送電工事会社からも好評でした。その後数年にわたり、地中送電線工事の際には積水化学の「SEライナー」を導入しました。 今後も「SEライナー工法」を採用することで、確かな電力の供給を支え、安心した暮らしを支えていきます。(C氏談)
今回の課題を解決した製品
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