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課題解決事例

公共施設

設備配管・その他

50年以上使用している埋設管が腐食し、漏水が多発・・・
地上への「転がし配管」で、維持管理工数を削減

官公庁S 施設整備課 A氏

解決策

解決のポイント

1.配管を地上化することで、維持管理を容易に。
2.耐候性・耐久性に優れた配管材を採用することで、配管を長寿命化。
3.ラック不要の転がし配管にすることで、工期・コスト短縮を実現。

地上化した配管を、転がす

A氏は従来通りの更新では掘削作業を避けられないと思い、井水管の地上化を検討しました。地上化できる全ての管種を対象とし、コストや施工性、維持管理のしやすさなど、項目ごとに比較評価をすることにしました。A氏はその中でも、耐震性や耐久性が高いポリエチレン管に興味を持ちました。メーカーに問合せると、屋外使用に適しているポリエチレン管として「エスロンプラントハイパーBK」を紹介され、転がし配管という選択肢があることを知りました。屋外で配管を使用する際は配管ラックを用いて支持固定を行うことも多いですが、転がし配管は地上に配管を”転がして”配置するため、ラックが不要となりコスト・工期削減が実現できるとのことでした。さらにポリエチレン管の特性である柔軟性を有しているため、木々に沿うように配置でき、よりスムーズに施工ができます。A氏は「エスロンプラントハイパーBK」を地上化かつ転がし配管にて施工することに決めました。

▼配管比較表のイメージ(14項目)

初めてのポリエチレン管、初めての「エスロンプラントハイパーBK」でも安心

ポリエチレン管はさびない材質であるため、腐食しない点が大きな特長だと感じました。また、さまざまな公共施設のガス・水道用途で採用実績があり、耐震性や耐久性の面で安心できました。そのポリエチレン管の中でも「エスロンプラントハイパーBK」に興味を持ったのは、高い耐候性により紫外線対策が不要だからでした。通常、配管を地上化する場合は、塗装や保護カバー設置などの紫外線対策が必須です。いずれの方法も初期費用がかかる上に、塗装や保護カバー自体の維持管理をしなければなりません。しかし「エスロンプラントハイパーBK」は配管そのものの耐候性が高いことで、それらのコストや工数を大きく削減できるとのことでした。配管の地上化は初めてでしたが、実績の紹介や耐候性に関する説明を受けて不安を払拭することができました。

▼耐候性比較表(水道用ポリエチレン管に比べ、大幅に耐候性を向上)

図:スーパーUVテスターで照射後試験実施

配管の柔軟性が工期短縮のカギとなる

施工当日──。施工現場の緑地公園は、やはり草木が生い茂っていました。非常に作業性の悪い環境でしたが、「エスロンプラントハイパーBK」は柔軟で運搬しやすいため、草木を伐採せずにスムーズな施工ができました。この現場を従来通りの埋設で更新していた場合は3カ月以上の工期となるはずでしたが、今回は約2カ月で完工しました。大幅な工期短縮が叶い、課内でも話題になりました。


▼人力運搬の様子イメージ

▼全長約550mを木々を
縫うように配管

▼管の柔軟性を生かし
曲げながら施工した配管

広大な公園の維持管理、もう苦にならない

「埋設の鋳鉄管を更新するのは本当に大変だったのですが、当たり前になっていました。だから今までとは異なる施工方法と管種の採用は少し不安でしたが、配管比較表やメーカー主催の施工講習会が安心材料となりました。そして施工後、突発的な補修対応がなくなり維持管理工数を削減できたため、非常に満足しています。今後も、多くの方々に公園をご利用いただけるよう万全の営繕を行っていきます。」(A氏)
 

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